2007/05/13 別名ハトたちの気持ちの代弁という妄想


2007年5月13日 曇りっぽい。

俺こと斉藤が、今日(今日ってうったら梗って出たぜ)何回目かの日記をこう入した。
かうってどう書くんだっけ?
いつも、ほんど白紙で終わっていたが、今度こそは不定期でもいいから書ききるぞ。

俺ってば、感じが苦手だから、ひらがないっぱいつかいそう。
間違えたりもするかもなー。

今日は何があったかな?
そうそう、今日は公園に行ったんだ。
愛犬のハナ(シーズー)とロロ(ミックス)とな。
でな、そこの公園さ、やけにハトが多かったんだ。
しかもそのハトたちは皆で同じ方向に向かっていた。
そこで、思ったんだ。
俺が代わりにこのハトたちの気持ちを考えてみようと。
そして書いてみようと!
さっそく、ハトの気持ちを代弁してやった。



ハトがいた。
7羽のハトだ。
そのハトたちの中に1羽のハトが飛んできた。

「おーい、皆! 向こうに美味いものがあるってよ!」
「マジか! ハト夫!」

飛んできたハトは、ハト夫といった。

「おう! 皆、ついて来い!」

ハト夫は、また飛ぼうとした。
だが、その時強風の追い風が吹いてきた。

「ハト夫! 今飛ぶのは無理だ! 歩いて行こう!」

さっき「マジか!」と言ったハトだ。
彼はハト助といった。
他のハトたちも皆、口々に「そうだそうだ」とハト助の意見に賛同した。

「じゃあ、風がおさまったら俺は飛ぶ!」

ハト夫は悔しそうにそういった。
そして、皆ハト夫の後をついていき、ハト夫と同じように歩き。向こうを目指した。
暫く歩いていると……あまり距離は進んではいないが。
風がおさまった。

「よし! 皆、行くぞ!」

ハト夫は、嬉々として力強く羽ばたき、飛び去った。
ハト助たちもそれに続いた。

「待って! 私、飛ぶの苦手なのよ!」

そう言ったのは、ハト美。
ハト美の他にも女の子のハトが2羽取り残されていた。

「何だよ、早くしろよー」

心優しきハト助は近くにあった木にとまり、3羽が飛ぶのを待っている。
ハト美たちのことろに、1羽のカラスが飛んできた。

「へっへっへ。いい女じゃないか。どう? 俺とゴミあさりでもいかない?」

カラスはそう言いながら、ハト美たちに近づいた。
カラスはとても大きく、黒かった。

「きゃー!! カラスよー!!」

ハト美は怖くて動けなかったが、他の2羽はパニックに陥り、バザバザと飛び去ってしまった。

「や、やめてください!」

ハト美は必死でカラスを拒絶した。
だか、カラスは容赦なく口説き、近づいた。
今にも密着しそうだ。

「いーじゃねぇか」
「嫌です! 私、好きなハトがいるんです!!」

ハト美は、そうきっぱりとカラスを拒絶した。
だが、そのせいでカラスを怒らせてしまった。

「何だと!? この俺の誘いを断るとは!!」

カラスはいきなり、翼をバタバタと威嚇するように羽ばたかせた。
ハト美は怯んだ。

「やめろ! ハト美が怖がってる!!」

そこに、何とあの心優しいハト助が飛んできた。
先ほどから、木にとまり怯えながらこの様子を伺っていたが、ついに飛び出すと決めたみたいだ。

「僕のハト美に手を出すな!!」
「ハト助……」

ハト美には、ハト助が王子様のように見えた。

「ハト美、大丈夫? 遅くなってごめんね」

ハト助はハト美を見つめた。
ハト美も、ハト助を見つめた。
カラスは呆れて帰っていった。

「ハト美……実は、僕……ハト美のことが、ハト美が好きなんだ!」
「わ、私も、ハト助が好き……」

2羽とも、顔が真っ赤になっていた。
そして、2羽は愛を誓い、ハト夫たちの後を追った。





と、いうわけだ。
俺にはこんな感じに見えた。
そんな行動を一部始終見てた俺も随分暇人だが……。
ま、俺はそーぞー力が豊かってことだ。
こんな感じで俺は日記を不定期で最後まで書ききろうと思う。
次のターゲットは誰にしようかなー?



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