斉藤君の日常


2009年 11月2日    曇りのような雨のような。


何だか、前の日記からかなり日がたってしまったな。
まぁ、そんなことはどーでもいいんだ。だって、これは俺の日記だから俺の都合で動いている。
だって、そうだろ? 俺の日記なんだから。ここ強調な。



俺は結構イタズラな方らしい。俺はそうは思わないけど。
だって、あいつらの声が聞こえるんだ。むさい男にはかれて気持ち悪いとか、美女のになりたかったーとか。
三代川いわく、これは俺の妄想らしい。



今回は、俺1人で実行したことだ。だけど、皆絶対気になっていたはず。
俺はある意味勇者だぜ?



うちの教頭はハゲって噂がある。だけど、頭に髪が生えている。んで、それはカツラだって話。
俺はそれを実行したんだ。
だって、そのカツラがとっても嫌そうな声をだしていたんだ。
教頭ってのは、学校の雑用をやらなきゃいけないようで、いつも忙しそうにしてた。
でも、その日は職員室にいたんだ。俺は職員室の掃除かかりだった。てか、俺たちのクラスにそのかかりが回ってきたんだ。
で、俺はいったわけ。何人かと。
初めは大人しく掃除してたけど、教頭の姿を見たらもうダメだ。
そっと教頭のカツラをとってやったんだ。みんなは気づいたけど、教頭は気づかない。だから、こっそり頭の上に戻そうとしたんだ。
皆はそんな俺の行動を見守っていた。清川はまた何か言いたそうな目でみてたけど。カツラが欲しかったのか?
だか、教頭はその戻すときに気づいた。

「……!!!? お、お前!!? い、今何を……!!?」

教頭の顔ったら、爆笑ものだった。
真っ青になったら次に真っ赤になった。

「た、担任を呼べ!! て、停学にしてやる!!」

どうやら教頭は完璧に頭にきているようだ。
だか、俺は

「そんなことにはなりませんよー」

と、言って軽やかに窓から脱出したってわけ。で。そのまま帰っちまった。
明日は学校休みだし、きっと教頭も忘れてるかな。あとで、清川に怒られたけど。



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