第1話. 名前屋 |
酷い事故があった。 私は目撃はしていないけれど、新聞にもそう載っていた。 |
第2話. お菓子屋 |
奥様に言われて、記憶をなくすチョコレートを買いにきた。 何故だか、皆僕の事を知っていた。 |
第3話. 魔法屋 |
好きな子がいた。だけど、俺は大変なことをした。 ルールはちゃんとわかっていたはずなのに。 |
第4話. 宝石店 |
白い世界。見渡す限り白。それが、私達と彼の居た世界。 だけど、彼は夜の世界へと行った。ロウの足を取り戻すために。 |
第5話. 葬儀屋 |
今日の夜、葬儀をする。父のDVで私と母は耐えられなかった。 だから、葬儀を夜の街角に頼む事にした。 |
第6話. 記憶屋 |
僕は魔法屋に使いに来た。ノワールさんの使いで。 ノワールさんは僕を拾ってくれた女の人。 |
第7話. コスメ取扱店 |
ここに合わせた黒い店? そんなの嫌。 おしゃれは明るくないと! グレイスなんて無視よ! |
第8話. 文房具屋 |
毎日毎日、マジでいい加減にして欲しい。 もうすぐ客がくるな。夜の幕開けだ。 |
第9話. 掃除屋 |
夜の街角の掃除をしているあたしらは、しがない掃除屋。 あんまり楽しい仕事じゃないけれど、色々なことを知れるのさ。 |
第10話. 案内人 |
ずっとずっと待っていた。 ここを出るのを、朝日が来るのを。 |