1.プロローグ |
世界は闇で覆われていた。 銀色の髪を持つトーヤは今までの事を思い出していた。 |
2.クロウ@ |
世界は再び闇で覆われた。人々は恐怖を思い出した。 でもこれは復讐だ。人間達への復讐だ。 |
3.シロップ@ |
クロウの住む城からかなり離れた場所に首都がある。 学校があり、勇者育成所なるところも存在している。 |
4.クロウA |
ピアノの音が聞こえた気がした。 懐かしい音で思わず涙が出た。 |
5.シロップA |
相変わらずのシロップであったが 魔王討伐隊に名前があったことには驚きを隠せなかった。 |
6.クロウB |
クロウは首都の結界を破った。 クロウはいとも簡単に破ったのだ。 |
7.シロップB |
朝起きてみると、誰もいなかった。 シロップの耳に気になる会話が聞こえてきた。 |
8.クロウC |
クロウの城に侵入者があった。 まだ十代そこそこの少年達。 |
9.シロップC |
シロップは自分の目を疑った。 討伐隊は魔王の城へ行ったきり帰ってこなかった。 |
10.再会@ |
会いたい。話がしたい。クロウはまず初めにそう思った。 シロップは目の前の人物を見て驚いた。 |
11.再会A |
クロウはシロップを城の地下へと案内した。 部屋の中を覗くと、何かが青白く光っている。 |
12.エピローグ |
魔王は目の前にいる勇者を笑った。 トーヤは恐怖に打ち勝ったかのように、ニコっと笑った。 |